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【2018年振り返り】3. コンクールの表彰式と披露演奏会
前回のポスト 【2018年振り返り】2. コンクールで優勝しました では、発表の瞬間までをお話しました。
このコンクールは表彰式を各部門の優勝者による披露演奏会とともに後日開催します。
▼すぐさま準備へ
本選の1週間後、12月7日に表彰式と披露演奏会が駐日チェコ共和国大使館にて開催されることはコンクールの申込の際に全ての受験者に通知されていました。
「よっしゃ、この日程は空けておくぞ!」と準備する人もいるかもしれませんが、私の場合はとりあえず万が一に備えて大事な用事は入れないようにしておこうという感じにしていました。
予想外の優勝だったので、気持ちがワサワサしていたのですが、事務局の方に演奏曲をお伝えし、ピアニストの手配や師匠をはじめとする各所への報告、招待客の確定…と意外とやることはあります。
幸い、予選と本選にお願いしていたピアニストの佐藤さんが予定を調整してくださったことは大きな安心となりました。
▼表彰式
今回の優勝の件は、実家の家族にも伝えました。とても喜んでくれました。
せっかくなので大使館で行われるレセプションにも招待しようと声をかけたのですが、
急なことで、高齢の両親にとっては長野から東京までは体力的にも少し難しかったようです。
代わりに、いつも応援してくれているお友達がきてくれることになりました!
ヴァイオリン(一般・ジュニア)部門に続いて、声楽部門、そしてピアノ部門、共演者賞と表彰が続きました。

大使より表彰状とメダルをいただきました。
▼披露演奏
演奏曲は本選で歌った2曲を演奏しました。
ドヴォルジャーク 「愛の歌」Op.83 より “私たちの愛に”
ドヴォルジャーク 歌劇「ルサルカ」より “おや、まあ?~ 人間の血が” (イェジババ、3幕アリア)
会場にお越しの皆さんが、いったいどのような方々なのかわからない不安(笑)のなか、なにやらアウェーな感じで歌いました。
そして、“私たちの愛に”はともかく、イェジババのアリアは全くお祝いの席にはふさわしくない内容でして、
後で主催者から頂いた写真の顔が…(°_°)

最後に演奏したのはピアノ部門で優勝した樋口一朗さん。
この方、数年前の毎コンの優勝者です!
すんばらしい演奏に会場のボルテージが一気に上がりました。
Bravo!!
▼撮影タイム
レセプションまでの間に撮影タイムです!

集合写真

大使とチェコセンター所長。所長はソプラノ歌手でもあります。
▼レセプション
チェコ料理、チェコワイン、チェコビールを堪能!!






そして、指揮者、演出家、声楽家、スポンサー企業の方、様々な方とお話ができました。

▼賞状、メダル、クリスタルガラス
ありがたいことにたくさんいただきました!
大切にしますo(^▽^)o



▼記事になりました
地元の新聞社が今回の件を取材してくださり、インタビュー記事が12月15日の紙面に大きく掲載されました。
田舎にいるとこういう世界から遠くなりがちですが、これから頑張ろうとしている子どもたちの励みになるといいなぁと思います。
そして田舎に暮らす大人の方々にも、こういう世界を身近に感じていただきたいですし、
将来聴いていただける機会につながるといいなぁと思っています。
ですので、こういう地域密着型のメディアで伝えてくださることはとてもありがたいことなのです!

これまで、コツコツ続けてきたことがこのような形になり、言葉に言い表すことができない喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
私がこの道に入った頃は、音大を卒業することがほとんど唯一の方法だと思われていましたが、
今は様々な方法で近づくことができるようになりました。
時代は変わりつつあります。
歌い手としてこれからももっと歌っていきたいですし、
これを機にチェコの作品のレパートリーも少しずつ増やしていきたいです。
コンクールという特殊な場で学んだこともたくさんあります。
これを日々の演奏の場でどう活かしていくか、少し長期の目標はこれになります。
今、すごく歌いたい気持ちにあふれています。
そういう気持ちにさせてくださった、今回のコンクールには本当に感謝です。
皆様、ありがとうございました。
【2018年振り返り】2. コンクールで優勝しました
前のポスト 【2018年振り返り】1.【2018年振り返り】1. 大学院に進学することになりました でご案内した通り、8月下旬に大学院入試を終え、無事に合格通知をいただいたのが9月の上旬。
発表までの2週間ほどの間に、さささーーーっと夏休みをいただき香港へひとっ跳び!
だって発表後だと、もし不合格だったら休暇も楽しめないじゃない…というわけ。
無事合格したので、9月は心安く過ごせると思いきや、コンクールの選曲をすることになりました。
▼チェコ音楽コンクール
受けたコンクールはチェコ音楽コンクールです。
チェコ共和国駐日大使館 、チェコセンター 、チェコ音楽コンクール実行委員会(日本チェコ音楽協会)の共催で、今年で16回目を迎えます。
チェコ共和国中日大使館の中で開催されます。
過去の入賞者のお名前を拝見すると、現在大活躍中の歌い手さんのお名前もちらほら。

なぜチェコの音楽?と思われる方も多いと思います。
数年前にドヴォルジャークの歌劇「ルサルカ」のイェジババという魔女の役を勉強する機会があり、全幕勉強していたのです。
せっかく勉強した作品を人様の前で演奏する機会があってもいいのかなと思うようになり、このコンクールが目に留まったというわけです。
予選:自由曲
本選:課題曲(歌曲、アリア)
というもので、自由曲はチェコ音楽家の作品でなくてもいいのですが本選はチェコ語の作品になります。
9月末が申し込みの締め切りで、悩みに悩み、結局私は予選からチェコ語の作品を演奏することにしました。
▼予選、そして本選もピンチは続くよどこまでも
このコンクールでは予選、本選ともに審査員の講評をいただくことができます。
予選を終えていただいた講評で指摘された箇所は、たいへん納得する内容でした。
10月27日に予選を無事通過し、11月30日の本選まで1カ月、予選での指摘を克服して本選に臨むことを自分の目標として臨みました。
が、
予選の少し前から謎の微熱が。。。
予選が終わってますます悪化( ノД`)
全然歌いこみができない!!
ピンチです。(゚´Д`゚)゚。
とにかくイメージトレーニングを繰り返して、
心があきらめないように、気持ちを切らさないように、
そんなことを考えながら1カ月を過ごしました。
本選の二日前、これはいよいよキャンセルしなければ?と思うほどに、
どうにも体が重くて仕方ありません。
かなり迷いましたが、腹をくくって予定通り歌うことにしました。
そこで2つだけ決め事を作りました。
予選で審査員から指摘されたところは改善する
とにかく作品に感動して歌う
一つ目は説明はいらないでしょう。でも、体調万全でない中ではこれは大きなチャレンジです。
二つ目は、もしかした「?」と思われるかもしれません。
音楽をする方なら覚えがあるかもしれませんが、ある曲のすべてが好きという曲というのはなかなかありませんよね?
演奏側の都合で、「ここは歌いにくいんだよな~」とか思っちゃったりする箇所もありますしね。
けれど、そういうことは明後日の方向に追いやって、とにもかくにも、
作曲家が何らかのインスピレーションを得て楽譜に書き起こしたこの曲を、心の底から感動して思う存分演奏しよう!
ただ、それに集中することにしました。
偶然ですが、予選も本選も3番目の演奏でした。
予選とは打って変わって、本選になると皆さんの演奏レベルがグンと上がるのが袖で聴いていてわかりました。
私は、自分だけの決め事を実現するために…ということすら忘れて、ひたすら音楽に没頭しました。
それを助けてくださったピアニストの佐藤文雄さんには大感謝です。
▼発表の瞬間
全員の演奏が終了し、しばらくすると結果が会場に張り出されます。
とにかく皆さん熱演でしたので、私の優勝はないな~と思いながら結果を待ちます。
さあ、掲出の時間です。
皆さん、我先にと掲示を見に行きます。
私は、「入選できれば御の字」ぐらいな気持ちで、遠巻きに見に行きました。
おや?
おやおや??
こ、これは、私の名前が一番上にあるではないですか!
というわけで、思いもかけず優勝してしまったのでした☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
そして、ピアノをお願いした佐藤文雄さんが最優秀共演者賞でダブル受賞でした!

■演奏曲
予選 ドヴォルジャーク 歌劇「ルサルカ」より “おや、まあ?~ 人間の血が” (イェジババ、3幕アリア)
本選 ドヴォルジャーク 「愛の歌」Op.83 より “私たちの愛に”
ドヴォルジャーク 歌劇「ルサルカ」より “おや、まあ?~ 人間の血が” (イェジババ、3幕アリア)
つづく

【終演しました】 第30回智の会
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「智の会」は私が師事している島崎智子先生の門下生の会です。
私はこの会では新曲に挑戦するという掟を課しているのですが、今回はこの掟を破り過去に演奏したことのある曲を演奏しました^~~~(/∀\*)
J・マスネ作曲 歌劇「ウェルテル」より 手紙のアリア
選曲については、前の記事を読んでくださいね!
今回は相田久美子さんに久しぶりに弾いていただきました^^
通常の演奏会では終演後ある種解放感や達成感のようなものがあるのですが、この会の後は「もやっ」としたものが残ります。
なぜなら毎回その時の課題をもってこの会に臨んでいるわけですが、それを踏まえて師匠から講評と課題が与えられるからです。
7~8年ぶりに歌ったこのアリア。
前より良くなったところはあったものの、「ちょっとここはさ~」と思うところもあり。
新たな課題が見つかったので、それを克服していけばもっと良くなるさー!と前向きにとらえていきますぞ。
というわけで、2016年の歌い初めの演奏会のご報告でした~。
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第30回 智の会
2016年1月16日(土) 17:30開場 18:00開演
台東区生涯学習センターミレニアムホール
全席自由 1,000円
◆演奏曲
J・マスネ作曲 歌劇「ウェルテル」より 手紙のアリア
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【終演しました】ゆめ色 スペシャルコンサート

前回アルモニアムジカの「第九」でお伝えした通り、終演後に翌日のマチネの公演への出演オファーがあり、急遽、埼玉県春日部市にある「ゆめ色」というカフェでのチャリティーコンサートに出演させていただくこととなりました。
元々は別の楽器によるコンサートでしたが、のっぴきならない事情により、急遽声楽とチェロのコンサートになったのでした!
テノール:前川健生くん
チェロ:槙岡絵梨香さん
ピアノ:村沢裕子さん
メゾ・ソプラノ:池野博子

前日夜21時にオファーがあってから演奏曲を打ち合わせして、下記のような演奏曲を用意することができました。
荒城の月 (前川)
からたちの花 (前川)
帰れソレントへ (前川)
浜辺の歌 (池野)
赤とんぼ (池野)
カロミオベン (池野)
愛の挨拶 (槙岡)
アレグロアパッショナート (槙岡)
エレジー (槙岡)
愛の言葉 (槙岡)
庭の千草 (池野、槙岡)
オンブラマイフ (池野、槙岡)
トゥーランドット (前川、槙岡)
ふるさと (全員)
会場にお越し下さいましたお客様は来てみたら歌とチェロのコンサートになっていてすごく驚かれたと思います(笑)
スタッフの方が出演者が変更になりプログラムも変わった旨をお一人お一人にご説明されたそうですが、一人もお帰りにならずお聴きになられたそうです。

今回、チェロとご一緒できるということなので、「オンブラ・マイ・フ」と「庭の千草」はチェロ付きで歌いたいな~とお願いしました。
この2曲、大好きな曲なんですよね~。お客様も涙を流されている方がたくさんいらっしゃいました(特に「庭の千草」で)
心にすっと染み入る旋律っていうのかなぁ、こういう曲は本当にいい曲だなぁと思います。
「庭の千草」はアイルランド民謡ですが明治時代に日本に輸入されて、「菊」というタイトルで日本語の歌詞が付けられて唱歌の時間に歌い継がれてきました。
この曲を唱歌に選んでくださった明治時代の音楽関係者の方にお礼を言いたいです!

それにしても、前日決まって、当日リハしたとは思えないコンサートでした。
こんなことってあるのですね~。でもいい出会いに感謝、そして音楽に感謝の一日となりました、

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ゆめ色 スペシャルコンサート
2015年11月28日(土)13:30開演 喫茶ゆめ色(埼玉県春日部市)
全席自由 1,800円(入場料は全額寄付させていただきました)
◆演奏曲
浜辺の歌
赤とんぼ
カロ・ミオ・ベン
庭の千草
オンブラ・マイ・フ
ふるさと
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【終演しました】アルモニアムジカ 「第九」~フラッシュモブ!

2015年11月27日(金)アルモニア・ムジカ チャリティーコンサート 音楽で広げる燈火
アンコール ベートーヴェン交響曲第9番「歓喜の歌」(筒井香織編曲 アルモニア・ムジカ特別版)
無事終了いたしました!
このチャリティーコンサートの収益金でカンボジアに井戸を作っているそうなのですが、今回でなんと6基目の井戸ができたそうです!
こういう活動をすることだけでも大変なのに、主催のピアニスト村沢裕子さんはこれをずっと続けていらっしゃるということが本当に本当に素晴らしいと思います。
今回コンサートのアンコールでなんと「第九」をフラッシュモブでやることになり、アルトソロを歌わせていただくこととなりました。
フラッシュモブですので、大っぴらに告知ができず…事前にご案内ができなかったことをお詫びしつつ、会場にいらしていたお客様はとっても幸せな驚きだったのではないでしょうか。
会場の杉並公会堂小ホールは200席程度の小さなホールです。
その小さなホールでN響メンバー&村沢さんのピアノと4人のソリスト(ソプラノ:佐橋美起先生、アルト:池野博子、テノール:前川健生くん、バス:奥秋大樹くん)と合唱で急に演奏されるわけですから~。
中央の逞しい背中が私!(写真はアルモニアムジカさんからお借りしました)

終演後、会場から出るお客様にソリストのプロフィールが配られました。

ソプラノの佐橋美起先生は二期会オペラ研修所時代にクラスの先生で、とてもお世話になった先生です!
ご一緒できてとーっても嬉しかったですヽ(´∀`)ノ
終演後にソリスト4人で記念撮影♪

モブなのでドレスではないのです。この服装で客席に座っていました^^
そしてこの後驚いたことに「明日空いている人いる~?」と主催さんから問いかけがあり、翌日マチネの公演で歌うことになったのです( ‘o’)
この話はまた後程~!
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アルモニア・ムジカ チャリティーコンサート 音楽で広げる燈火
2015年11月27日(金)19:00開演 杉並公会堂小ホール
全席自由 4,000円
◆演奏曲
ベートーヴェン作曲 「交響曲第9番 歓喜の歌」 アルトソロ
(アンコールでのフラッシュモブ)
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