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【終演しました】第4回Vocal Concert

第4回Voval Concetプログラム

9月27日(土)に無事、第4回Vocal Concertが終演いたしました。

これは私が日ごろ指導させていただいている声楽の生徒さんの発表会です。

今年は本当に皆さんがそれぞれの課題に正面から向き合ってくださったな~と、心に残る発表会となりました。
今年ほど、発表会という目標に向かってそれぞれがぐーんと伸びていくことが分かった発表会はなかったように思います。

やはり目標をもって取り組むというのは大事なんですね、何事も。うん。

発表会というのは聴きに来てくださるお客様はほぼ全員が出演者のご家族、ご友人なわけです。
昨日は出演者本人はもちろんのこと、お客様もとってもいい表情でおかえりいただけたな~と感じました。
本人の達成感、その表情をみたお客さまの何とも言えない嬉しそうな表情。。。
教える仕事をしていて本当によかったな~と感じる瞬間です。

こじんまりとした発表会なので、ホールではなくサロンで開催しています。
つまり、会場は70席ほどの狭い場所なのです。

客席にも出演者の緊張が伝わりそうな近さで、お客様の目線を一身に集めて2曲を暗譜で歌いきる…というのは、想像より大変なことで、出演者は緊張やプレッシャーと闘う試練の場でもあります。

そんな試練を生徒さんだけに味あわせるのではなく、私も!ということで毎年最後に2曲ほど私も演奏します。

リハーサルから本番まで、全員の演奏を聴きつつ、メモをとり、裏方の仕事もやって…最後に演奏ってこれまた想像以上に大変でして、毎回私の演奏はボロボロです(^^;))))

ボロボロながら、今年はR・シュトラウスの歌曲を2曲歌いました。
演奏曲
Rote Rosen
Himliche Aufforderung Op.27-3

<講演概要>
第4回Vocal Concert
2014年9月27日(土)15:30開場 15:45開演
スタジオ・ヴィルトゥオージ
入場無料(要整理券)
指導:池野博子
ピアノ:前田美恵子

10名、11組の演奏。

次回は第5回。記念に何か少し面白くやりましょうか~という検討もしつつ、また1年頑張りたいと思います(^^)/~
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インタビュー記事が掲載されました

7月26日に開催しました「真夏の音楽会 Vol.2 ~R.シュトラウスとW.A.モーツァルト 時を超えた二人の天才作曲家~」で利用させていただきましたJTアートホールアフィニスさんのホームページに私のインタビュー記事と公演レビューが掲載されました!

Appassionato 響きにこだわり、奏でる音楽家たち

JTアートホールアフィニス Appassionato


このシリーズで取り上げられている音楽家の皆さんのラインナップをご覧いただくとお分かりになると思いますが、みなさん素晴らしいキャリアの方々ばかりです。そしてフォトジェニックな方々ですよね~。

なぜ、私? (◔◔? )

コンサートの企画内容が担当者の方の目に留まった…というのがきっかけです。
ところが、私のプロフィールを見たところ、なんだか普通の音楽家とは違うよね~というところで話を聞いてみたくなったのだそうです。

コンサートを開催するまでに何度かホールに足を運んで打ち合わせをさせていただくのですが、そこで直接お話しをさせていただいて、ますます興味を持っていただけて…選んでくださったとのこと。

こんなに素敵なページに仕立ててくださり、本当にありがたいことですね。感謝です。

私が音楽を勉強したいと思ったのは就職して間もなくの頃です。でもそれは、音楽家としてやっていくという意識はなく、一般大学に進学するのに、自分の興味のある学問が学べる学科を選ぶ…そういう感覚でした。
そうです。ただただ、音楽を勉強したい、心がそれを欲していました。
でも残念ながらその思いは届かず、まったくうまくいきませんでした。

その後いろいろあったのは記事をお読みいただくとお分かりいただけるのですが、これが職業として音楽家を明確に意識したのは31歳で病気になった時です。

その間、7年ほど間が空いているのですが、その時間も切れ切れになりながらも音楽とのかかわりは続いていました。
周囲の人は、私のことを「夢を見ないで現実をみろ!」といった具合に呆れていた人もいました。
どうせ会社の仕事をしたくないモラトリアムなんだろ?といった風に私をみる人もいました。
ずーっと会社で働き続け、それなりに成果もあげ、若くして大きな部門を任され、課長職にもあったのですが、なぜか「なにフラフラしてるんだ」とか「今バイトなの?」とか、そんなことを10年近く言われ続けていたのです。

それだけ、当時はキャリアを複数持つということが受け入れられていない世の中だったんだと思うのですが、雑音に振り回されることなくやり続けたことによって、今はパラレルキャリアを築くことができました。
今はこういったことで注目されるようになったということは、時代がそれを認めてくれるようになったということなんだと思います。
そして、それを目指している人も出てきているということですね。

これまでも様々メディアに取り上げていただいていたのですが、そのたびに同じように夢を実現させるために頑張っている若い人たちから相談をうけるようになってきました。

私は最初から「パラレルキャリアでいくぞ!」と思っていたわけではないのですが、自分にとってふさわしいあり方がそうであったということで、そこに落ち着いたということだったのだと思います。
そして、今までそれをやった人がいなかったために、「オペラ歌手にはそういう方法でもなれるのか!」という新たな事例になったことはまぎれもない事実です。

これまで「前例がない」と言われ苦しい思いもたくさんしましたが、こうして私が歩んできた道が次に続く方々に何か残せたのであれば、とてもうれしいことだと思っています。

皆さんのお近くで、私と同じように夢を実現させるべく頑張っている人、悩んでいる人がいらっしゃったら、この記事を紹介してあげてください。

私は決して優秀でもなんでもなくて、ただひたすら自分の軸になるものを貫き通した…ただそれだけなのです。

音楽体験 in Singapore 第2回 スタジオを借りて練習してみた

library@esplanade

2014年8月24日。
夏季休暇を利用して訪れたシンガポール。
普通の観光もいいけれど、どうせならいろいろやってみよ~ということで、シンガポールで音楽スタジオを借りて練習してみました。

事前に日本からシンガポールの音楽スタジオについてリサーチしてみましたが、音楽教室は見つかるもののレンタルスタジオについてはよくわからず。

音楽の専門学校でも教室やホールの貸し出しを行っているようだけれども、一人で練習するには広すぎるし、お値段も高い。

というわけでもう直球ど真ん中に質問しちゃおう!で、シンガポールの新国立劇場に相当する「Esplanade Theaters」に問い合わせしてしまいました。
「私、日本のオペラ歌手の池野博子と申しますが・・・。かくかくしかじかでシンガポールで声楽の練習ができるピアノつきの小さなスタジオを探しています。そちらの施設をお借りできませんか?」

担当者の方がすぐにメールでお返事をくださり、
「Esplanadeには大きなスタジオしかなく、希望の日程はすでに予約があるので難しい・・・。でもここに問い合わせ見てください!」

ということでご紹介くださったのがこちらのlibrary@esplanade。
問い合わせしたところ、ピアノ付の練習室が1時間あたりS$6.10(500円ちょっと)で貸出してくださるとのこと。
ということで、3日間で4時間お借りすることにしました。

さて、それでこの日に伺ったのが初日にガラ・コンサートを聴いたコンサートホールと同じ施設の3階にあるアート系の図書館、library@esplanade。

カウンターで「日本からきたHirokoです!」というと、予約表で確認をして、電子キーをくださいました。
お支払いもその場で事前に支払うのですが、現金は不可。
ezlinkカードという日本でいうスイカとか、パスモのような鉄道系のカードでの支払いになります。
(チャージはMRTの駅でしかできませんので事前にチャージしておく必要があります。)

図書館は映像資料や楽譜など、日本で話題になっている武雄図書館よりもっと充実しているかも~という設備です。
じっくり見られませんでしたが、楽譜もクラシックもそうでないものもたくさん置いてありますし(オペラのスコアも歌曲もたくさんありました。古いけど。)、カフェも併設されています。
ロビーにはグランドビアのが置いてあり、ミニコンサートが開けるようになっています。
もちろん併設のカフェからもその演奏を聴くことができる作りになっています。

library@esplanade_lobby

楽譜の棚をずずいと進むと閲覧コーナーがあります。
といっても、スタバにあるどっかりとしたソファばりのイスが並んだゆったりした空間です。
そして、その突き当りに何やらガラス張りのスケルトンのお部屋が…。

そうです、この閲覧コーナーの真横にあるスケスケのお部屋が練習室になっているのです!!!!!!!

ドアの隣にカードキーをかざすと鍵が開き、ガラス戸をあけると・・・・こ~んな感じのお部屋が。。。

piano practice room




Wow !!! Ocean Vieeeeew !!!

しかーし、閲覧コーナーからこちらも丸見え~~~。

たぶん防音ではないお部屋~~~。

つまりは声も図書館中に丸聴こえ~~~~!!!

piano practice room2

室内にはこんな注意書きが。

piano practice room3


部屋の大きさは4畳半ぐらいですかねぇ。
ピアノはアップライトと電子ピアノの2台。
アップライトはクリストフォリ。
調律の具合はボヨヨ~ンな感じ。
あまり弾かれていないのか、音が鳴りにくくて、銀紙を噛んでいるような感じでした(汗)

piano



この環境、さすがに怯みましたが、せっかくここまで来たのですから、恥ずかしげもなく練習するぞーっ。

声楽家の方はわかっていただけると思うのですが、自分の発声練習って他人に聴かれたくないですよねぇ。
その日の第一声なんて、ガリガリしてたりしてますしね。はっきり言って「大丈夫?」と思われるぐらい奇声を発するかのような不思議な発声練習することもありますよねぇ。
ストレッチ体操なんかも、あんまり人に見られたくないですよね~~。

えぇ、私、このときはすべてをさらけ出しましたとも in Singapore (笑)

しかしですね、窓からは海、海が見えるんですよ。
窓のない味気ないスタジオじゃないんです。海を見ながら練習できるんですよ。
あ~、なんてすてきなんでしょう。
深夜3時までの夜遊びも、睡眠時間5時間で午前中に練習していたとしても、心なしかいつもよりいい声がでているような気がしてきました。

だって窓からはこんな景色が見えますのよ。(12時間前にはあのてっぺんで踊ってたなぁ。。。)

marinabay sans

そして2時間のレンタルはあっという間に過ぎていったのでした。

結局3日間で3回利用させていただきました。

「旅先でまで練習するなんて、さすがですね!」
と帰国後に知人から言われたのですが、実は帰国翌日に本番が控えていて…歌っておかないと怖くて怖くて。

練習させていただけてありがたかったです。

そして不思議なことに、閲覧コーナーにいる人、図書館で資料を読んでいる人、誰一人として私のことを怪訝そうな顔で見ていなかったのでした。

皆さん、この音が漏れ漏れの状態に慣れているんですね、きっと。あはは。

こうしてシンガポールでの歌の練習は過ぎていったのでした~♪


音楽体験 in Singapore 第1回 オペラ・ガラコンサートを聴く

8月22日(金)、夏休みを利用してシンガポールへ行きました。シンガポールは今回が初めて。
ちょうどオペラ・ガラコンサートが行われていましたので、ホテル到着後すぐに会場に向かいました。

会場は、Esplanade Concert Hall。エスプラネード駅から地下道で案内通りに進み5分ほどで到着します。
シティ・ホール駅からも歩けます。

Esplanade Theatres on the Bay


外観はまるでドリアンです。そう、あのフルーツの王様といわれるドリアン。このトゲトゲは日よけの役割を果たしているのだとか。
劇場、コンサートホール、小ホールなど、様々な文化施設とレストラン、ショップがこの中に入っています。

Singapore Lilyc Opera Gala Concert 20140822


開演15分前に地下にあるチケットビューローに到着。当日券を購入。よくわからないのでいいお席を購入したら、1階席ど真ん中でした^^
このチケットをもって1階ホールへ。受付のお姉さんに手渡すと、チケットの半券をもぎることなくバーコードをバーコードリーダーへ「ピッ」。これにはびっくり!

そして警備員さんが鞄の中をチェック。録音、録画できないようにということだと思いますが、スマホやカメラを注意されることはありません。

プログラムを購入S$3ぐらいだったかなぁ。300円ぐらいです。


Esplanade Concert Hall

中に入るとこんな感じ。なんてきれいなの~~。


ステージはこんな感じ。
Esplanade Concert Hall Stage

ステージ左側になぜか電子ピアノがあります。チェレスタの代わりかな?

本日の出演者は、日本ではなかなかお目にかかれない国の奏者の皆様でした。
指揮者はシンガポール人。アメリカで勉強なさったまだ若い(若く見えた)指揮者。
スリランカ人のソプラノさんはキャスリーン・バトルのようないでたちで、とってもチャーミングでした。
メゾとバリトンはシンガポール人。人が好さそうです。
テノールはフィリピン生まれのアメリカ人。

コンサートの感想ですが、
オケは金管が結構ドキドキさせられました。
ソプラノさんはとても好感の持てる歌い手さん。美しい声の持ち主!
メゾさんはたぶんまだ若い(少なくとも私と同世代ぐらい)と思うのですが、なんだろう、あの貫禄!
テノールさんは、いい声だったのですが、ボエームの1幕フィナーレを下げて歌っていらっしゃいました。ハモって退場を聴いたのは初めての経験でした(汗)
バリトンさんは日本に留学経験のある方で、日本でもコンサートで歌っていらしゃることは知っていたのですが今回が聴くのは初めて。すごーく人柄のよさそうな歌でした。ヴォルフラムだから、ま、いいのかな。

曲ですが、前半の最後にR・シュトラウス「薔薇の騎士」より「ばらの献呈」。オケが厳しかったな~。みんな楽譜にかじりつき。指揮者も引っ張っていくのに必死。歌手二人はズレズレ…。
私が最近この曲を歌ったせいもあり、終始ヒヤヒヤしながらきいていました。それとやっぱりこの曲はコンサートといえども少し演技をつけてほしかったかな。

後半の最初はワーグナー「タンホイザー」より序曲。
う~む、金管が・・・。ヴェーヌスの旋律が聞こえてくると、これまた過去に自分が歌ったことがあるせいで、他人事とは思えず「がんばれー」と応援したくなりました。

こちらのオケ、プッチーニがお好きなのか、結構いい音を出していました。

お客さんはというと
 ・客層が若い!高校生ぐらいの子たちが集団で聴きに来ていました。
 ・お客さんの入りはホールキャパの4割ぐらい?おそらく4階席までありそうでしたが、2階席までしか売り出していない様子。1600~2000席のホールの4割程度ですから700~800人程度でしょうか。
 ・欧米人比率高し。しかもそれなりにオシャレして来ている人も多く見かけました。
 ・自分の好きな声や好きな歌の時には体でそれを表現。ヒューヒュー、ぴゅーぴゅーすごかったです。スタンディングオベーションだってしちゃいます。たとえホールの入りが悪くたって、あんなに喜んでもらえたら、演奏者のみなさんもうれしいですよね~。気持ちも乗って、いい演奏ができるかもしれません。お客さんの側も演奏者がいい気持ちで演奏できるように盛り上げるというのも、いいパフォーマンスを引き出すには大事なことかもしれません。

というわけで、東京のオペラ・ガラコンサートと比べるといろいろと「おっとっと」と思うこともありますが、まだまだ若い国です。これから育てばいいんですよ!お客さんが若いなんて、すごくいいことですよね。希望があります。

一方で、東京の特殊性みたいなものも感じました。シンガポールではクラシックのコンサートもあまり行われていないようですし、観客の入りも半分程度と現地在住の方からお聞きしました。

東京にはコンサートがあふれていて、どのコンサートに行ってもある程度のクオリティーが担保されていますよね。それでも演奏者は「演奏の機会がない」と嘆いています。
観客の入りも、4割っていうのはあまり見かけない気がしますが、そんなことありませんか?

近年、日本は世界の中で存在感が薄れてきているといわれています。しかし、アジアにおけるクラシック音楽の浸透度という点においては日本というより東京が何か突出しているものを持っている気がします。
これは日本が可能性を持てる分野のひとつなのかなぁと考えてみたりしている今日この頃です。


最後に…

ホールは冷え冷えのキンキンです。もちろん上着を持参していきましたが、念のためのストール1枚にものすごく助けられました。真夏でも防寒対策は念入りに!


音楽体験 in Singapore。何回まで続くかは謎ですが、次回をお楽しみに!

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