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【終演しました】ラフマニノフ「晩禱」第21回全曲演奏会

晩祷21回プログラム表紙

近年には珍しく冷え込んだ「晩禱」となりました。
この演奏会は毎年10月の下旬に行っているのですが、本番の前日の東京は12月上旬並みの陽気だったとか。
当日はお天気に恵まれたものの、夜はやはり冷えました。

なぜお天気の話をしているかといいますと、会場である東京カテドラル聖マリア大聖堂の内部はコンクリート打ちっぱなしで天井がどこまでも高いのデザインになっていまして、私たち合唱団は祭壇の階段の上で歌います。その祭壇が石造りなので、足元からとても冷えるのです。
これは演奏者ばかりではなく、お客様にとっても同じです。暖房は入っていないと思いますので、2時間ひたすらに聴きつづけるお客様にとっても寒さ対策は重要なポイントになります。

毎年「晩禱」を全曲歌うほかに、ロシアの合唱作品を2曲ほど歌っています。
今年はラフマニノフ作曲「聖金口イオアン聖体礼儀」作品31の中から第1番、第2番を演奏しました。
第2番はとくにアルトがまさに修行僧のようでして、詩編をひたすら詠みすすめるのですが、う~ん、苦労しました!


公演のご案内でも触れましたが、「晩禱」に取り組み始めて今年で9年目となりました。
毎年自分の体も声も変わりますし、他の出演者の方も同様です。メンバーも少しずつ入れ替わっています。マエストロも毎年同じ音楽をなさることはありません。

私は毎年の公演に課題を設定しています。その内容は秘密ですが、この部分をもっとこう歌いたいということもあれば、声のコントロールに関するときもあります。それに対して終演後は振り返りを行ってさらなる高みを目指して日々研鑽に励むということの繰り返しです。(この作業は会社員魂全開ですね!!)

実はここ2年ほど自分自身に歯がゆい思いをしていまして、今年はどれだけ自分にリベンジできるか…な~んて試みも行ってみました。

結果、9年目にして初めて、少しだけ曲に対して俯瞰的に取り組めたのかもと、新たな手ごたえを感じて終えることができました。もう一度言いますね、「少しだけ」です。

これは歌っている人にしかわからない感覚だと思いますので、詳しくは書きません。来年の講演まで大事に心の中に収めておきます^^

さて、当日聴きに来てくれた生徒さんと生徒さんのお母様が、終演後に楽屋に会いに来てくれました。生徒さんのお母様が「先生はかわいい」って言ってくれたのですが(滅多に言われないので、ありがたいお言葉として心の貯金にしておきます)、生徒さんからは次の一言が…

「でもねぇ。先生、プログラムに載ってるあの写真はちょっとどうかな~。いくらなんでも若すぎるわ。」

と、キツイ…いや、まっとうなダメ出しをくらいました(><)

その写真がコチラ
 ↓↓↓

晩祷21回プログラム_プロフィール

…ですよね~~(;'∀')

これ7年前に撮った写真です。痩せてましたね~。
この写真、結構気に入っているのですが、「晩禱」のプログラムにしか使ってなかったのです。
来年は違う写真にしましょうかね。



おあとがよろしいようで。



■ 東京トロイカ合唱団 ラフマニノフ「晩祷」全曲演奏会
2014年10月24日(金) 19時開演
東京カテドラル聖マリア大聖堂
指定席 5,000円 自由席 4,000円

指揮:河地良智
合唱:東京トロイカ合唱団

演奏曲:
ラフマニノフ作曲「聖金口イオアン聖体礼儀」作品31より
 第1番
 第2番

ラフマニノフ作曲「晩禱」作品37 全曲

アンコール:
ラフマニノフ作曲「晩禱」作品37より
 第6番


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【ご案内】東京トロイカ合唱団 ラフマニノフ「晩禱」第21回全曲演奏会

晩祷2014

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ラフマニノフ「晩禱」第21回全曲演奏会

指揮 河地良智
合唱 東京トロイカ合唱団
会場 東京カテドラル聖マリア大聖堂(最寄り駅 有楽町線江戸川橋駅、JR山手線目白駅)
18:30開場 19:00開演

自由席 4,000円
指定席 5,000円

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今年も「晩禱」の季節がやってきました。
毎年この曲を歌う東京トロイカ合唱団。全15曲、無伴奏のこの難曲を歌います。
私は2006年から歌い始め、今年で9年目。年2回公演を行っていたこともありますので、これまでに10回以上は歌っています。
まるで修行僧のようにこの作品に取り組みますが、毎回この曲の美しさや難しさに自身の声のコントロールと嫌でも向き合うことになります。

この演奏会にお越しくださるお客様はリピーターの方が多いというのも特徴的です。年に一度この曲を聴くのを楽しみになさっている方がたくさんいらっしゃるのです。

今年もまたこの作品の美しさをお伝えできますように。

東京カテドラル聖マリア大聖堂に響き渡るこの曲は一度聴いたら忘れられなくなると思います!
ぜひ皆様も一度ご体験ください!

「晩禱」に関してはこちらをご覧ください。
http://tokyo-troika.jp/bantoukaisetu.htm

【終演しました】R・シュトラウスの夕べ

R・シュトラウスの夕べ プログラム_20141007



10月7日(火)に行われましたR・シュトラウスの夕べ、無事に終演いたしました。
お越しくださいました皆様、ありがとうございました。

今年生誕150年を迎えたR・シュトラウスの歌曲が4人の歌い手により28曲演奏されました。
私は6曲を演奏しました。

今回演奏した曲のうち、「4つの歌」作品27を全曲、番号順に演奏するというのが私にとってチャレンジでした。

№1 Ruhe, meine Seele(憩え、我が魂)
この曲は冒頭のそよとも動かぬ空気の、暗い茂みの中に明るい太陽の光が差し込む情景を歌う部分はまるで語りのように静かに、そして徐々に内なる「心を脅かすもの」が心をざわつかせ、とうとう感情が爆発します。そして自分の魂に対して、その脅かすものを忘れるのだと静かに諭して曲が終わるのですが、短い曲の中に静と動が行ったり来たり…。とても表現が難しい曲でした。
そして私は、本番で作品に入り込みすぎてしまって、心が震えが止まらなくなってしまったのでした。これはよくない。もっと客観的に歌いたかったのに。まだまだ修行が足りませんね!

№2 Cäcilie(ツェツィーリエ)
これまでに何度も本番で歌ってきた曲です。昔はこの曲が歌うのがつらくてつらくてたまりませんでした。師匠である島崎智子先生に初めてこの曲を勧められたときは衝撃でした。「この曲、歌えるわけないじゃん!」とすぐさま心の中で突っ込みを入れるぐらい、当時の私にはハードルが高かったのです。しかし、師匠というのは本当に偉大ですね。本番にかける回数を重ねるごとに少しずつ自分のものになっていき、今となってはコンディションの調子が悪い時でもこの曲で声が建て直せる曲のひとつになりました。そして、この曲を歌った本番のあとにはたいてい「ツェツィーリエが特によかった」とお客さまからおっしゃっていただけるようになってきました。以前は笑顔で歌うことができなかったこの曲も、少しは笑顔で歌えるようになってきた、かな。

№3 Heimliche Aufforderung(ひそやかな誘い)
この曲は勉強し始めてから本番にかけるまで何年も時間が必要な曲でした。研修生の時に試験で歌おうとしたのですが、なぜか心の中でしっくりこなくて、山がないというか、山だらけというか、まとまらない曲になってしまい、結局試験で歌うことはありませんでした。時折思い出して歌っては「まだダメ」…その状態が長く続いた曲です。今年に入ってからようやく、地に足をつけて歌えるようになってきたのですが、この曲を単独で歌う時と、こうやって4曲続けて、しかもあの華やかなツェツィーリエを歌ったあとに歌うと、なぜあんなにも後半バテるのか!?という有様で、今度はその難しさに苦しめられました!今はこの曲は声にもいい曲だな~って思えるようになりました。

№4 Morgen!(あした!)
この曲は、具体的なイメージが曲いっぱいに満ちるまで時間がかかりました。練習し始めた初期のころは譜面の中を隙間風がぴゅーぴゅー吹いていくようなありさまで、これを何かが満ち満ちた状態になるにはどうしたらいいのだろう…と思い悩みながら、なんと旅にでたのです、私。行先はこの曲のイメージとはだいぶ違うな~~~という土地、シンガポール。以前ブログでもご紹介しましたが、今年の夏にシンガポールに行って、現地で歌の練習をしたのです。その練習室から海が見えるのですが、その海を見ながら歌っていたら何かがストンと腑に落ちて、それから譜面から隙間風が姿を消していったのでした。最終的にこの曲は思いっきり「語り」にしたのですが(それも雄弁な心持ちで)、それが演奏する側としてはいい方向に働いたように感じました。
曲集の最後になるこの曲、ドラマチック、華やか、朗々…と続いて最後にこの静かで穏やかな曲をどう歌うのか、そのあたりが難しかったですね。

曲集を歌うという機会はありそうでなかなか無いものです。今回はそういう点でとても意欲的な企画のコンサートでした。
マニアックな企画なので、お客さんにとってはどうだったのかな~と少し心配でしたが、やはりきちんと歌で表現すると伝わるものなんだなと、実にあたりまえのことなのですが、そのことを改めて感じたコンサートとなりました。



■ R・シュトラウスの夕べ
2014年10月7日(火)18:30開場 19:00開演
大田区民プラザ小ホール
全席自由 3,000円

演奏曲
R・シュトラウス
「3つの愛の歌」より 赤いバラ
「5つの歌」Op.15より 悲しみへの賛歌
「4つの歌」Op.27全曲(・憩え、我が魂 ・ツェツィーリエ ・ひそやかな誘い ・あした!)

R・シュトラウスの夕べ_20141007

★終演後、出演者の皆さんとの撮った写真を追加しました。(10/20)
R・シュトラウスの夕べ_集合写真
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