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【終演しました】小森谷巧(Vn)池野博子(MS)ジョイント・リサイタル~Encounter 出逢い~<前編>

Encounteプログラム

2014年12月18日(木) 全国的に冷え込んだこの日、無事に小森谷巧さんとのリサイタルが終了いたしました。

当日は、私の実家のある長野県北部は大雪に見舞われ、東京もまた大変風の強い一日となりましたが、お越しくださいましたお客様の温かい拍手によって出演者一同大変心に残る演奏会となりました。

公演が終わってからもう10日が経過するというのに、いまだにコンサートのご感想をメールやお手紙、直接お会いした方からいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

まず初めにシューベルトのゲーテの詩によるリートから4曲演奏しました。
公演プログラムには書かなかった選曲のあたってのショートコメントを。。。

・湖上にて
新しい世界への船出とコンサートの始まりを掛けてみました。曲の構成といい、転調といい、まったく飽きる瞬間のない曲。いい曲だなぁ。

・ガニュメート
この曲は私が声楽を習い始めた初期のころから好きで歌い続けてきた曲です。

・初めての喪失
初恋の美しい思い出とシューベルトの美しい旋律の共演。ゲーテの詩がやや大げさなところが、少しかわいい。

・糸を紡ぐグレートヒェン
ガニュメート同様、声楽を習い始めた初期のころから好きで歌っていたのですが、難しくて本番にかけるのを避けていた曲。でも今回ばかりはどうしても挑戦したかった曲。ドラマに溺れると声を失い、コントロールに走るとドラマを失う曲。やっぱり難しかった。

このあと小森谷さんのシューベルト作曲ヴァイオリンソナタイ長調を挟んで後半へ。

後半はR・シュトラウス「ばらの騎士」より ワルツ(プシホダ編曲)。
小森谷さんにこの難曲をお願いしたのはこの私ですf(^^)
どうしても「ばらの騎士」をプログラムに入れたかったのです。
そして、オペラとヴァイオリンが素敵に出逢える曲を…と考えたらこれしか思い出せなかったーっ!!

このあと、小森谷さんと私の出逢いや、なぜリサイタルを行うことになったのかなど、私が小森谷さんにインタビューする形でお話させていただきました。

そして最後はオッフェンバック「ホフマン物語」からミューズとニクラウスのアリア
ミューズとニクラウスはメゾ・ソプラノが一人で二役務めるのですが、いい歌がたくさん与えられています。
3時間以上にわたるこのオペラをなんとミューズ目線で20分で案内しちゃおうという画期的な(!)企画(^^)

1幕、2幕はミューズのちょっとオチャメな面を、3幕ではヴァイオリン付でこれぞミューズというアリアをお聴きいただき、5幕のフィナーレへ。
各アリアの前に少しずつ解説を入れながら進めました。
フィナーレではミューズが常にホフマンを見守り、受け入れる存在であったことがわかるのですが、本物の愛を知ったホフマンは詩人として再生するのですが、最後のシーンを歌い始める前に私はこう語って締めくくりました。

「みなさんにとっても音楽や芸術が辛い時も幸せな時も常に寄り添い続ける存在でありますように。」

まさにミューズがホフマンに対してそうであったように、音楽や芸術がそんな存在だったら素晴らしいなと思うのです。

私自身、つらいときに音楽に助けられてきました。
以前私の半生がNHKの番組に取り上げられたときにもこのことはお話しましたが、私は病気がきっかけで音楽家になることを決意しました。
病気によってたくさんのものを失いましたが、私は音楽によって助けられそして音楽とともに生きることを決断することができました。
そしてやっぱり音楽で人々に、世の中に貢献していきたいなと思っています。

そんな私の素直な気持ちをお伝えしただけなのですが、これがある方の心にズンと響いたということを後になって知ったのでした。


<後編へ続く>


■ 小森谷巧(Vn)池野博子(MS)ジョイントリサイタル Encounter 出逢い
2014年12月18日(木)18:30開場 19:00開演
JTアートホール アフィニス
全自由席 5,000円
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ウォーミングアップ

Encounterチラシ表

最近、↑このリサイタルも近いので、会社の昼休みに職場近くのスタジオで練習したりしています。
夜に稽古が入っていると、十分に発声の時間を確保できないまま稽古場に到着し、すぐに歌うことになってしまうのです。
以前は、まぁ、そういうことがあってもなんとなく声もでていたのですが、年を重ねるにつれ楽器を大切にする意識が高まってきました。
何より、喉にも悪いですからね!

ちょっとした空き時間に利用しているこのスタジオのオーナーさんが、私と同じ二期会メゾソプラノ会員の大先輩なのですが、
部屋から音が漏れていくので今取り組んでいる曲や発声練習も残念ながらすべて聴かれてしまいます(><)

でもそこはこの業界の掟、他人の声をとやかく言わない!
いつもスルーしてくださいます。(ありがとうございます)

先日スタジオに伺ったときに、帰りがけにちょっとオーナーさんとお話する機会がありました。
そして私にこうおっしゃったのです。

オ 「池野さんは本当にいいメゾね~。あなたの声、本当にいい声ね~。」

私 「エーーーーーっ! 本当ですか~~~?」

オ 「まず、あなたのウォーミングアップのしかたが最高よ!その方法をやっている人、滅多にいないのよ。
   でもね、今からそれをやっておくのは大事よ~。50代、60代になったらその音域が声帯が合わなくなってくるのよ、特にメゾは。」

私 「そ、そうなんですか!? 最近若いころと声が変わってきたな~って思って、すごくこの音域を試行錯誤しながらバランスを整えるようにしていたんですよ~。」

この日は、このスタジオにいって本当によかったと思いました。

メゾソプラノはソプラノに比べて圧倒的に数が少ない=先輩も少ないのです。
メゾならではの悩みというのがあるのですが、それを共有できるお相手なんてもう本当にいるかいないか。
だって、発声の悩みなんてそうそう人に打ち明けられませんもの。

声の悩みは尽きませんが、先達の言葉は経験に基づいている分、心に響きます。

私が今信じてやっていることがどうやら間違っていないらしいということがわかり、すごく勇気をいただけました。

リサイタルまでもう少し。

こんな風に日々悩み、自分と向き合いながら歌う今の私の歌を、どうぞ皆さん聴きに来てください!

チケットまだまだたくさんあります!

ご連絡をお待ちしております(^^)/
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