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音楽体験 in Singapore 第1回 オペラ・ガラコンサートを聴く

8月22日(金)、夏休みを利用してシンガポールへ行きました。シンガポールは今回が初めて。
ちょうどオペラ・ガラコンサートが行われていましたので、ホテル到着後すぐに会場に向かいました。

会場は、Esplanade Concert Hall。エスプラネード駅から地下道で案内通りに進み5分ほどで到着します。
シティ・ホール駅からも歩けます。

Esplanade Theatres on the Bay


外観はまるでドリアンです。そう、あのフルーツの王様といわれるドリアン。このトゲトゲは日よけの役割を果たしているのだとか。
劇場、コンサートホール、小ホールなど、様々な文化施設とレストラン、ショップがこの中に入っています。

Singapore Lilyc Opera Gala Concert 20140822


開演15分前に地下にあるチケットビューローに到着。当日券を購入。よくわからないのでいいお席を購入したら、1階席ど真ん中でした^^
このチケットをもって1階ホールへ。受付のお姉さんに手渡すと、チケットの半券をもぎることなくバーコードをバーコードリーダーへ「ピッ」。これにはびっくり!

そして警備員さんが鞄の中をチェック。録音、録画できないようにということだと思いますが、スマホやカメラを注意されることはありません。

プログラムを購入S$3ぐらいだったかなぁ。300円ぐらいです。


Esplanade Concert Hall

中に入るとこんな感じ。なんてきれいなの~~。


ステージはこんな感じ。
Esplanade Concert Hall Stage

ステージ左側になぜか電子ピアノがあります。チェレスタの代わりかな?

本日の出演者は、日本ではなかなかお目にかかれない国の奏者の皆様でした。
指揮者はシンガポール人。アメリカで勉強なさったまだ若い(若く見えた)指揮者。
スリランカ人のソプラノさんはキャスリーン・バトルのようないでたちで、とってもチャーミングでした。
メゾとバリトンはシンガポール人。人が好さそうです。
テノールはフィリピン生まれのアメリカ人。

コンサートの感想ですが、
オケは金管が結構ドキドキさせられました。
ソプラノさんはとても好感の持てる歌い手さん。美しい声の持ち主!
メゾさんはたぶんまだ若い(少なくとも私と同世代ぐらい)と思うのですが、なんだろう、あの貫禄!
テノールさんは、いい声だったのですが、ボエームの1幕フィナーレを下げて歌っていらっしゃいました。ハモって退場を聴いたのは初めての経験でした(汗)
バリトンさんは日本に留学経験のある方で、日本でもコンサートで歌っていらしゃることは知っていたのですが今回が聴くのは初めて。すごーく人柄のよさそうな歌でした。ヴォルフラムだから、ま、いいのかな。

曲ですが、前半の最後にR・シュトラウス「薔薇の騎士」より「ばらの献呈」。オケが厳しかったな~。みんな楽譜にかじりつき。指揮者も引っ張っていくのに必死。歌手二人はズレズレ…。
私が最近この曲を歌ったせいもあり、終始ヒヤヒヤしながらきいていました。それとやっぱりこの曲はコンサートといえども少し演技をつけてほしかったかな。

後半の最初はワーグナー「タンホイザー」より序曲。
う~む、金管が・・・。ヴェーヌスの旋律が聞こえてくると、これまた過去に自分が歌ったことがあるせいで、他人事とは思えず「がんばれー」と応援したくなりました。

こちらのオケ、プッチーニがお好きなのか、結構いい音を出していました。

お客さんはというと
 ・客層が若い!高校生ぐらいの子たちが集団で聴きに来ていました。
 ・お客さんの入りはホールキャパの4割ぐらい?おそらく4階席までありそうでしたが、2階席までしか売り出していない様子。1600~2000席のホールの4割程度ですから700~800人程度でしょうか。
 ・欧米人比率高し。しかもそれなりにオシャレして来ている人も多く見かけました。
 ・自分の好きな声や好きな歌の時には体でそれを表現。ヒューヒュー、ぴゅーぴゅーすごかったです。スタンディングオベーションだってしちゃいます。たとえホールの入りが悪くたって、あんなに喜んでもらえたら、演奏者のみなさんもうれしいですよね~。気持ちも乗って、いい演奏ができるかもしれません。お客さんの側も演奏者がいい気持ちで演奏できるように盛り上げるというのも、いいパフォーマンスを引き出すには大事なことかもしれません。

というわけで、東京のオペラ・ガラコンサートと比べるといろいろと「おっとっと」と思うこともありますが、まだまだ若い国です。これから育てばいいんですよ!お客さんが若いなんて、すごくいいことですよね。希望があります。

一方で、東京の特殊性みたいなものも感じました。シンガポールではクラシックのコンサートもあまり行われていないようですし、観客の入りも半分程度と現地在住の方からお聞きしました。

東京にはコンサートがあふれていて、どのコンサートに行ってもある程度のクオリティーが担保されていますよね。それでも演奏者は「演奏の機会がない」と嘆いています。
観客の入りも、4割っていうのはあまり見かけない気がしますが、そんなことありませんか?

近年、日本は世界の中で存在感が薄れてきているといわれています。しかし、アジアにおけるクラシック音楽の浸透度という点においては日本というより東京が何か突出しているものを持っている気がします。
これは日本が可能性を持てる分野のひとつなのかなぁと考えてみたりしている今日この頃です。


最後に…

ホールは冷え冷えのキンキンです。もちろん上着を持参していきましたが、念のためのストール1枚にものすごく助けられました。真夏でも防寒対策は念入りに!


音楽体験 in Singapore。何回まで続くかは謎ですが、次回をお楽しみに!

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